夜、静かな部屋でくつろいでいると、突然「ブーン」「コポコポ」とうるさい音…。
「え、ウォーターサーバーの音!?」と驚いたことはありませんか?

普段は気にしない音でも、静かな夜ほど「うるさい」と感じるよね。



もしかして故障?
それとも寿命なのかな?
原因がわからないと不安になりますよね。
実は、ウォーターサーバーが発する音の多くは正常な動作によるもの。
本記事では、ウォーターサーバーが夜うるさいと感じる原因と対処法、さらに適切な設置場所について詳しく解説します。
静かな夜を取り戻したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
防振マットを敷くと、ウォーターサーバーの音軽減にお役立ち♪


ウォーターサーバーが夜うるさいと感じる原因5つ紹介


ウォーターサーバーが夜うるさいと感じやすいのは、構造による電子音が原因です。
冷蔵庫やエアコンなどの家電と構造は同じで、機械音や振動音はしますが、生活に支障が出るほどの音ではありません。
ウォーターサーバーが夜うるさいと感じる原因5つについて、詳しく見ていきましょう。
気になる音の役割がわかれば、故障などを疑わず安心できますし、今一度どの部屋に設置するべきか見直しの機会にしてください。
冷却・加熱時の動作音
お湯を沸かしていると「コポコポ」と水の音が鳴りますよね?
ウォーターサーバーでも、お湯が沸く時に同じような音がします。
冷却は内部の冷却装置が稼働することで音が出ますし、加熱時もヒーターが作動することで音が鳴ります。
いずれも小さな音で、短時間で終わることが多いですが、夜は静かな環境なため「うるさい」と感じることがあるでしょう。
コンプレッサーの稼働音
冷却機能として、コンプレッサーが搭載されているウォーターサーバーがあります。
強い圧をかけて冷媒ガスを循環させる装置であるコンプレッサーは、冷蔵庫などにも利用されています。
冷蔵庫から「ブーン」といった音が聞こえてくることはありませんか?
中の物を冷やすために、ウォーターサーバーの背面付近から、冷蔵庫と同じように機械が振動しているような音がすることがあります。
コンプレッサー音は一定の低音なので、大きな音ではありませんが、静かにしている夜だと「うるさい」と感じる原因になります。
ワンウェイボトルの収縮音や空気が入る音
ワンウェイボトル(使い捨てボトル)は、冷却や加熱の影響を受けると内部の圧力が変化し、ボトルが収縮したり空気が入ったりして音が出ます。
ボトルが圧縮しない「リターナブル式」だと、ボトルへ空気が入る際に「ゴボゴボ」と空気が入る音がします。
私は以前、ボトル型のプレミアムウォーターを使用していましたが、水を使うと「バキバキ」という音がしていました。
ペットボトル素材の音は、静かな夜だと響き渡るため、うるさいと感じる原因になります。
水を供給するモーターの音
ウォーターサーバーには水を供給するためにモーターが内蔵されており、このモーターが作動する際に「ウォーン」という音がします。
特に水を供給する頻度が高い場合や、大容量のサーバーでは音が目立つことがあります。
ボトルを下部に設置する「下置きスタイル」のウォーターサーバーは、モーターでお水をくみ上げるため、音も大きくなりやすいです。
夜寝ているのに、同居人がウォーターサーバーを使用していると、モーター音が「うるさい」と感じてしまうこともあるでしょう。
静かな場所や集中するための環境
ウォーターサーバーの音が気になりやすいのは、静かな場所で過ごしている場合です。
常に使用している冷蔵庫などの家電は、キッチンに設置しているケースが多いため「うるさい」と感じることも少ないでしょう。
我が家は1LDKなので、多少は離れている冷蔵庫の音も、ダイレクトに聞こえてきますが…(笑)
もし寝室や書斎、仕事部屋などに設置されていたら、たまに聞こえてくる電子音が特段「うるさい」と感じてしまうのではないでしょうか?
ウォーターサーバーも同じく、静かな環境下に設置されていると「集中できない」「寝られない」といった原因になることも。
ウォーターサーバーの変な音が気になる時の対処法7つ


ウォーターサーバーの変な音が気になる原因はさまざまですが、ちょっとした工夫で軽減できます。



設置したばかりで変な音がするなら、初期不良の可能性もあるのでメーカーに問い合わせてね!
「いつもより変な音がする」「変な音のボリュームが大きくなっている」「突然、変な音が聞こえてきた」は危険信号です。
経年劣化や不具合で変な音がする可能性もあります。
ここで紹介している5つの対処法を試しても改善されない場合も、メーカーに問い合わせてください。
ウォーターサーバーの変な音を、軽減するための対処法について、7つ紹介していきます。
音が気になる場合でも、環境に合わせた対処法を取って、快適にウォーターサーバーを使えるようにしていきましょう。
下置きスタイルを避ける
ワンウェイボトル型で、ウォーターサーバーの音を少しでも軽減したい人は、ボトルを上部に設置するタイプを選びましょう。
ボトルを下に設置するタイプだと、本体の上部へお水をくみ上げる際に、音が大きくなる傾向があります。



力に自信のない女性や年配の方にとって嬉しい下置きタイプに、こんな誤算があるとは…。
「下置き型のウォーターサーバーを使用しているよ」「下置きタイプを使用したい」という人は、次の6つで対処していきましょう!
本体の背面部分を清掃する
ウォーターサーバーの背面部分には、冷却装置やフィルターが搭載されていることがあり、埃や汚れが溜まりやすい場所です。
埃や汚れが溜まると、変な音やうるさい音の原因になります。
1か月に1度くらい、背面部分のほこりや汚れを掃除機や布で拭き取り、簡単なお手入れをすることでうるさい音を防止できます。
排水ドレン口のキャップが締まっているか確認する
ウォーターサーバーの多くは、背面に排水ドレン口がありますが、キャップがしっかり閉まっていないと、空気が漏れる変な音が聞こえることも。
排水ドレン口のキャップを軽く触って、しっかり閉まっているようなら、そのままで大丈夫ですが、ゆるいようなら締め直しましょう。
やけどの恐れがあるため、電源を切って2時間以上経ってから、排水ドレン口のキャップを締め直してください。
壁や家具から離して設置する
ウォーターサーバーを壁や家具に近づけて設置すると、音が反響して大きく響いて、変な音が聞こる場合があります。
特にコンプレッサーやモーター音が強くなることがあるため、ウォーターサーバーを壁から少し離して設置してください。



背面と壁の空間は15cm以上、左右は機種によりますが5~15cm以上の空間を確保します。
本体を水平に設置する
ウォーターサーバーが斜めになっていると、水の供給や排水に影響を与え、変な音が発生することがあります。
特に内部で水がうまく流れないと、音が大きくなってしまうことも。
設置場所が水平かどうかをチェックして、必ず本体を水平に設置してください。
本体の下に防振マットやカーペットを敷く
音を吸収するために、ウォーターサーバーの下に防振マットやカーペットを敷くと、機械の振動を和らげ、音を軽減してくれます。
特に、モーターやコンプレッサーの動作音が気になる場合に試してみる価値があるはずです。
防振マットで、ウォーターサーバーの音を軽減しましょう!


設置場所を変える
どうしてもウォーターサーバーの音が気になるなら、設置場所を変えてみるのも一つの手です。
寝室など静かにする部屋に設置する方もいますが、おすすめできません。
寝室や集中したい作業部屋だと、たまに聞こえてくる些細な音でも、気になってしまいますよね。
設置場所のおすすめやNGな部屋、注意点などについては、次を見ていきましょう。
ウォーターサーバーの設置場所おすすめや注意点


ウォーターサーバーは、設置する場所によって使いやすさや効率、過ごしやすさが大きく変わります。
おおすすめな設置場所はキッチンとリビングですが、それぞれメリット・デメリットがあります。



静かに過ごす場所への設置は避けた方が良いもんね。
ここでは、ウォーターサーバーのおすすめの設置場所と、避けるべき場所、設置前の注意点について解説。
最適な設置場所を選ぶことで、音や使い勝手の面でストレスを減らし、より快適に活用できるでしょう。
おおすすめな場所はキッチンとリビング
ウォーターサーバーの設置場所としておすすめなのがキッチンとリビング。
食事や飲み物の準備をスムーズにしたいならキッチン、家族が集まる場所で自由に飲み物を確保できるようにしたいならリビングが良いでしょう。
食事の準備を重要視するならキッチン
ウォーターサーバーの設置場所として最も使い勝手良いのが「キッチン」。
冷蔵庫と同じく電子音が聞こえやすいウォーターサーバーも、寝室などから距離があると気になりづらいでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
食事や飲み物の用意がしやすい 料理に使用しやすい ミルク作りに活用しやすい | 他の部屋にいると不便 スペースの確保が必要 置き場所によっては清潔な状態を保てない |
キッチンは水を頻繁に使う場所なので、ウォーターサーバーを設置すると料理や飲み物の準備がとても便利になります。
お湯をすぐに使いたい時や、料理中で手軽に冷水が欲しい時など、キッチンに設置しておけばすぐに利用できます。
団らんの場所を中心として考えるならリビング
リビングもウォーターサーバーの設置に適した場所の一つです。
テレビや動画、音楽などの音が交差しやすいリビングだと、ウォーターサーバーの音もかき消されて気になりづらいでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
家族全員が使いやすい くつろぎながら手軽に飲み物を確保できる | 食事の準備や料理に使用しづらい 部屋の大きさによっては、圧迫感が出てしまう |
リビングには家族みんなが集まりやすく、くつろぎながら水やお湯を手軽に取り出せるので便利です。
特に、冷たい水や温かいお茶をよく飲む家庭には、リビングにウォーターサーバーを置くことで、生活がより快適になります。
設置NGな場所4パターン
生活環境を考慮して、使い勝手が良さそうな場所に設置すると思いますが、設置してはいけない場所もあります。
ウォーターサーバーは、高温多湿で直射日光が当たる場所や、狭くてコンセントからの距離がある場所は避けましょう。
高温多湿な場所
ウォーターサーバーは、温度や湿度の影響を受けやすい機器です。
湿度の高い場所(浴室など)を避けて、通気性の良い場所に設置してください。
直射日光が当たる場所
直射日光が長時間当たると、ウォーターサーバーの内部温度が上昇して、水の品質が劣化することがあります。
水は一定の温度で保たれることが理想的ですが、高温になってしまうと、雑菌の繁殖を促進したり、味が悪くなったりすることがあります。
直射日光が差し込む窓際や、高温多湿な浴室や暖房器具のそばに設置するのは辞めましょう。
狭い場所
ウォーターサーバーは、ある程度のスペース確保が必要です。
ウォーターサーバーの周りに十分な空間がないと、水が取り出しにくく、機器が過熱する原因にもなります。
使うたびに不便だと、便利な機能が台無しになってしまうので、狭いスペースや通路、棚の上を設置場所にするのは辞めましょう。
- 壁との距離が近いと放熱ができず、故障の原因になる。
- ウォーターサーバーの微振動が周辺へ伝わりやすくうるさくなりやすい。
- 定期的な清掃がしづらい。
また、ウォーターサーバーは定期的なメンテナンスが必要です。
手が届きにくい場所に設置してしまうと、メンテナンスが面倒になり、長期的な使用に支障をきたすかもしれません。
コンセントから遠い場所
ウォーターサーバーは電気を使用するため、コンセントの近くに設置する必要があります。
電源コンセントが遠すぎる場所に設置すると、延長コードを使うことになり、コードが絡まる原因にもなります。
安全のためにも、ウォーターサーバーを設置する場所には必ず近くに電源があることを確認してください。
設置する前の注意点
ウォーターサーバーを安全に使用するためには、設置する前に今一度注意するべきポイントが2つありますので、それぞれ紹介します。
安定した設置面を選ぶ
ウォーターサーバーを安全に使用するためには、必ず水平で安定した場所に設置してください。
傾斜のある場所だと、ウォーターサーバーが倒れてしまう危険性があり、騒音にも発展しやすいです。
また、水漏れや機器の不安定な動作の原因になることもあります。



怪我や故障の原因になるので、しっかりと水平な場所を選んで設置しましょう!
コンセントから近い場所を選ぶ
ウォーターサーバーは、電気を利用して稼働するため、コンセントから近い場所に設置してください。
コンセントからの距離が遠すぎると、断線の原因になる可能性もあります。
もし近くにコンセントがなかったら、延長コードなどを使用しても良いですが、転倒しないようにコードをまとめて導線も確保してください。
コンセントに水が入ると漏電の危険性があるため、本体はコンセントから少し離して設置してください。
まとめ
- ウォーターサーバーが夜うるさいと感じるのは、冷却・加熱時とコンプレッサーの音、ボトル収縮音や空気が入る音、モーター音が原因。
- 静かな場所や集中するための環境には、ウォーターサーバーを設置しない方が良い。
- 変な音の対処法は、背面部分の清掃、排水ドレン口のキャップを締める、壁や家具から離して水平に設置、防振マットを敷く。
- ウォーターサーバーの音を軽減したい方は、下置きスタイルを避けて、設置場所も変えてみると良い。
- ウォーターサーバーの設置場所でおすすめはキッチンとリビングで、コンセントから近く、水平で安定した場所を選ぶ。
- ウォーターサーバーは、高温多湿で直射日光が当たる場所や、狭くてコンセントからの距離がある場所は避けるべき。
ワンウェイボトル型でも浄水型でも、ウォーターサーバーは冷蔵庫のような電子音がしますが、そんなに大きな音ではありません。
私は現在、キッチンカウンターに置き型のウォーターサーバーを設置しており、その真横で仕事をしています。
食事や飲み物を準備するのがラクだし、そんなに音が気にならないという、ずぼらな私にとってはベストポジションです。
しかし、静かにしたい・集中したい時に、些細な音でも気になるから嫌だという人もいるでしょう。
ご自身の生活スタイルを振り返って、利便性・快適さを考慮した上でウォーターサーバーを設置してください。
ウォーターサーバーの音を少しでも軽減したいなら、防振マットを活用してください。

